夢はでっかく専業主婦

限界共働きの限界社畜の限界経産婦、最近の夢はサザエさんです

突発過去編 〜産院〜

はい、突発過去編まだやります。目標は今年中に生後一ヶ月くらいまでの思い出をしたためておくことです。

 

前回の記事でめでたく太郎くんが生まれたわけですが、私が入った病院では生後二日目から母子同室が始まりました。

ワゴンの中に鎮座まします太郎くん、こちらが見えているのかいないのか、なんとなくこちらに顔を向けています。すごい、視線が強い。生まれてすぐから目力の強い子どもです。

ついこの前まで自分のお腹にいた子が独立した生命体になってるのって不思議だなあと思いながら眺めていると、まあ泣きます。授乳室へゴー。

生まれたとはいえ赤ちゃんは小さく柔らかく、首やら腰やら据わってないのでグニャングニャンのガクンガクンです。の割に泣いて暴れる力はパワフルです。こんな儚き生命の唇をどうやって自分の乳に持っていけばいい……?初産の母は途方に暮れました。

色々苦戦していると助産師さんたちによく助けていただきました。乳をうまく吸わせる姿勢だったり、補助道具だったり使わせてもらって、飲めてるんだか飲めてないんだかよく分からないですが、とりあえず片方ずつ10分程度吸わせます。

乳を離すとギャンギャン泣くのでミルクは毎回作って飲ませました。作ってる間もギャンギャン。こわい。

ミルクまで飲んだらワゴンに戻してオムツ替えです。うーん芳しい香り、ウンチですね。生まれたての赤ちゃんのウンチはほぼ液体です。あー流れた、肌着もシーツも汚れた、全部替えよう。

オムツ替えまで終わり、あとは寝かしつけです。うーん寝ない。寝なくてもワゴンで大人しくしてくれれば良いんですが、まあしません。ギャンギャン泣きます。よーしよし無限抱擁編だよ。

ちょっと大人しくなりました、病室へ戻りましょう。あっうん泣くの。他の赤ちゃんも寝てるからね、ちょっと外出ようかホラよしよし。あー家族もコロナで面会に来れないしやり取りが全部LINEか電話だからかったりーなーーーーー。

みたいなのの合間に自分もご飯を食べたりお風呂に入ったり。そんな時は保育室?で助産師さんに預けたりしますが、赤ちゃんもお腹が減ったらご飯は一旦休憩で赤ちゃんにお乳をあげるようです。

さあ怒涛の一日が終わろうとします、太郎くんも大人しくしています、しばしお休みなさい、消灯です、パチッ。うーん電気消えたら泣いちゃったねえヨーシヨシ授乳室行こうね。はいお乳してオムツして寝かして病室戻ってハイ泣いたー。フフッ、あと1時間したらまた授乳の時間じゃん。

あれやこれやしてなんとか自分もベッドに潜れました、寝ましょう。うーん寝れない。乳はジンジン張るし切開した股間は痛いしお尻は痔だし頭は急に将来への不安とか小さな生命を守り抜く恐怖で溢れ返る。子どもの突然死や事故死に思いを馳せる〜〜無理〜〜。ああ〜朝が来る〜〜。

 

フィジカルとメンタルがとってもキモい人だ。

まあでもこんな感じでした、30分以上抱っこしてようやく静まった我が子をそうっとそうっとワゴンに安置した瞬間泣き出す姿を見たときに溢れかえってきた諦観は今でもすぐ心に思い返せます。

一日の流れとかルーティンをざっと書きましたが、あまり眠れないと助産師さんが預かってくれて一人で寝たりとかもしました、まあ寝れませんでしたが。

こんな日が三日三晩か四日四晩くらいでしょうか、そんなもん続いて母子ともに健康と判断されれば退院です。こんな状態であとは助産師さんの手が借りられなくなるのもそれはそれで恐怖でした。

 

次回はいよいよ退院、実家での生活を概ね一ヶ月にわたりお届けしたいと思います。絶対見てくれよな。